【英語教育】おうち英語に興味がある?まず読むべき本

英語教育に携わる人間として、色々と本を読み、良いものは真似て生徒に還元したいと考えています。

教育に関する本、その中でも英語学習に関する本ってたくさんありますが、数ある本の中から、コレ!という1冊を選ぶのってなかなか大変ですよね。

英語教育に関する本で読んでみて、よかったと思うものを少しずつ紹介していこうと思います。

今回のおすすめはおうち英語をするならば、絶対読んでおくべき本です。

お子さんに英語を学ばせたいと思う保護者の方はもちろん、英語の先生(学校、学習塾問わず)にもオススメします!

どんな本?

一言で表現すると、子ども英語のノウハウが詰まった本です。

保護者の方だけでなく、英語の先生にもぜひ読んでもらいたい本

この本が指す「子ども」の対象年齢は、3歳〜18歳。

大きく2つの【基本編】【実践編】のパートに分かれます。

【基本編】では言語習得のメカニズムに関する研究成果に基づいて、英語を身につけるために必要な知識について述べられています。

例えば、「英語は”文字”ではなく”音”から学ぶ」などフォニックスの大切さや「”断片”ではなく、”かたまり”で学ぶ」ことのメリット、「言語習得の臨界期」についてなど多岐にわたる内容です。

基本編を読むと、従来の文法中心・訳読・和文英作の英語教育に疑問を感じるかもしれません。(従来のスタイルを否定しているわけではなく、バランスって大切だという話です。)

【実践編】では基本編で学んだ知識を具体的にどのように落とし込んで英語を身につけるかの具体的なノウハウ、アクティビティやそのためにおすすめの教材が紹介されています。

例えば、「この年齢からは脳が〇〇のように発達してくるので、英語では△△のような取り組みを始めましょう」など、年齢に応じた英語学習の取り組みを提示しています。

読んだあとには、「定価1500円でこんなに情報がつまってるなんてお得!読んでよかった!」と必ず思われるでしょう。

筆者が提案しているのは第二言語習得(Second Language Acquisition)研究に基づいた学習法ですが、文章も専門用語などなく、非常に読みやすく分かりやすいです。

お子さまに英語学習を!と考えられている保護者の方は今すぐに読まれることをおすすめします。

この本に早く出会っておきたかった!と思われるのではないでしょうか。

どうしてオススメ?

第二言語習得(Second Language Acquisition)の研究をもとに「科学的根拠」に沿って書かれているので非常に好感をもちました。

私立の中高で教えていたときに、日本の大学受験がゴールありきの英語教育って正しいんだろうかと感じていたモヤモヤを言語化してくれた本の一つです。

教育本って本当たくさんありますよね。なかでも特に英語のジャンルは興味関心を持つ人が多いため、色々と出版されていますが、個人の経験だけに基づいて書かれた薄〜い内容の本もよく見かけます。

「どうしてコレをするのがいいのか?」という疑問に対して「著者が経験してよかったから、そう思ったから。」だけの答え。うーん。。という感じですね。口コミレベルの情報収集なら有益で、ふーんそうかと思えますが、お金を出してわざわざ得たい情報だとは私は思えません。

対して、この本は「科学的根拠」+「著者の経験」に基づいており、非常に納得感がありました

この本は子ども英語教育のノウハウ本なので、これを読んで第二言語習得(SLA)についての理解が深まるわけではありません。しかし、学校の先生や学習塾の先生にとって、応用言語学や教育学、心理学、脳科学などの「科学的根拠」に沿った効率的な教授法で授業ができているのか?を考えるきっかけにもなると思います。

どんな人が書いているの?

著者は元イェール大学助教授で、政治家を経て、現在はJ PREPという英語塾を経営されています。

英語塾を経営されるに至ったのは、イェール大学で日本人留学生が他の国からの留学生に比べて英語ができないことに疑問を持ったことが始まりだそう。

イェール大学はアメリカの名門アイビーリーグの大学の1つですから、そこに留学するということは日本でも相当優秀なエリート学生であるはず。

それなのに、他国からの留学生に比べ、英語ができない日本人留学生が多いというのは日本での英語教育になにか問題があるはずだと思われたそうです。

国レベルで上から教育を変えるのを待つのでは時間がかかりすぎる。起業家として下から英語教育に変化をもたらしたいという思いで英語塾を開校。

英語塾を経営されていますが、本書の中にはどういう塾に行きなさいというような宣伝は一切ありません。むしろ塾に行かずとも、家庭の中でできる英語学習の環境づくりの提案をされています。

特別なスキルなどいらず、読んだあとすぐにでも実践できることばかりです。

たった1500円で、お子さんのその先の将来の選択肢が広がると思うとワクワクしませんか?

何度も読んでしまうほど、オススメの本です。保護者の方、現役の英語の先生、ぜひ手にとって見てください!