新型ウイルスの影響のため、オンライン形式の授業を強いられている学校や塾は多いと思います。私が勤めている英語塾もその一つです。
今までのような教室での対面式授業にそろそろ戻していこうという流れになっていますが、いつまた同じような状態になるかは誰にもわかりません。
自分のための備忘録も兼ねて、 「オンライン授業で役に立ったもの」についてまとめていきたいと思います。テレビ会議アプリはZoomを使用しています。
この記事では、「Zoomを使った双方向型のオンライン授業で役立ったもの」にフォーカスを当てていきます。
目次
オンライン授業の形式
オンライン授業の形式には大きく2種類あり、「一方向型授業」と「双方向型授業」に分類されます。
一方向型授業
先生が一方的に説明し、生徒は動画を視聴するスタイルの授業で、いわゆる「動画配信型授業」です。
先生と生徒の間で、基本的にコミュニケーションは有りません。
双方向型授業
先生と生徒の間でコミュニケーションをとりながら授業を進めていくスタイルです。いわゆる教室での授業を想像してもらうと、分かりやすいと思います。
オンライン授業に必要なもの3つ
オンライン授業を行う、受講するにあたって最低限必要なものは以下の通り。
- Wi-FI環境
- パソコン(Webカメラ、スピーカー、マイク付き)
- テレビ通話アプリ(Zoomなど)
最低限この3つさえあれば、オンライン授業を行うことができます。受講する生徒側の負担に関しても同じです。
自宅からでも配信できますし、本当に便利な時代です。
Wi-Fi環境を整えるのに必要なものや、パソコン、テレビ通話アプリ等に関しては色々と調べてみてください。
オンライン授業で役立ったもの3つ(先生向け)
iPad
iPadはZoomを使ったオンライン授業に役に立ったものNo.1です!
iPadのおかげで、普段の教室での対面式授業とほぼ遜色なくオンライン授業がスムーズに行えました。
普段使用しているパソコンがMacだということもあり、パソコンとの相性も抜群でした。
iPadは主にホワイトボード代わりとして使用しています。その接続方法はとっても簡単です。

Zoomのミーティング画面の下のタブから[画面を共有]をクリックします。

次に、共有方法を選びます。メインPCがMacであれば、AirPlay接続を選ぶのが簡単で良いかと思います。
iPad側でスクリーンミラーリングでZoomを選べば画面共有の完了です!
ZoomでiPadの画面共有ができたら、次は授業での使い方のお話です。
[ Noteshelf ]というアプリにPDF化した資料(教材プリント、フラッシュカードなど)を入れて、その画面を共有し授業を行っています。
参考 Noteshelf有料のアプリなので購入に迷いましたが、購入してよかったと満足しています。
Noteshelfは手書きメモアプリです。下の画像のように、その日のレッスンで使う教材や板書予定の内容をPDFで資料をつくって、入れておきます。

基本的には自分のメモやノートをデジタルで残したい人向けのアプリだとは思うのですが、PDF化した資料にどんどん書き込めるので、ホワイトボードのように使っています。

またフラッシュカードもPDF化して、このNoteshelfアプリに入れておくと便利です。iPadをスライドしていくと、フラッシュカードのように使えます。

画面共有すると、生徒は強制的にその画面を見ることになるので、今どこに注目すべきかという点がクリアになります。教室での授業だと、どうしても周りの関係ないものに気が取られてしまう子はいるので、集中すべきポイントが分かりやすいのは良いことだなと思っています。
Apple Pencil
手書きで書き込んでいくのに欠かせないのが、Apple Pencilです。
いろいろなタブレットペンがありますが、純正のペンを1本持っておくのが結局満足度が高いのではと思います。
iPadの表面はツルツルしているので滑るのですが、実際の紙のような質感で書着たければこの保護フィルムを貼っておくのがおすすめです。
コンデンサーマイク
マイクの有る無しでは、音のクリア度が全然違いました。
PCについているマイクでも、ちゃんと音は拾ってくれますし十分聞こえるのですが、音を拾いすぎるのか雑音も多く聞こえます。
英語のレッスンは特に音にこだわるべきだという思いがあり、マイクを使うことにしました。実際に生徒に確認してみたところ、マイクがあったほうがクリアに聞こえるので良いとのことでした。
上のマイクが、現在使用しているマイクです。これにポップガードをつけて使用しています。特に何の不満も有りません。
オンライン授業で役立ったもの2つ(生徒向け)
「先生側から見て、生徒に用意してもらえるとより良いもの」についてです。
絶対必要というわけでは無いけれども、用意してもらえるとお互いがハッピーになるものです。
イヤホンマイク・ヘッドホンマイク
イヤホンタイプでもヘッドホンタイプでもどちらでも良いのですが、どちらかを用意して使ってもらえると助かります。その方が、生徒の声の音だけ拾うことができるからです。
パソコン、タブレット、スマホに備え付けのマイクは音を拾いすぎるようで、生徒の家の雑音もよく聞こえます。周りの生徒のためにも、イヤホンマイクまたはヘッドホンマイクを装着して授業を受けてもらうのが良いと思います。
小さいホワイトボード&ペン
100円ショップで売ってるようなホワイトボード、ペンで良いです。
ずっと同じ画面の前に座って授業を受けるというのは、大人でさえ苦痛です。同じことだけしていても飽きますし、集中力が切れます。
教室での対面授業に比べ、オンライン授業はよりテンポよく、読んだり聞いたり書いたりの動作を順番を変えて行っていく必要があります。
「ホワイトボード&ペン」はちょっと生徒に書いてもらいたいときに役立ちます。例えば、「英語の〇〇の単語のスペリング書いてみて」など。
ノート&鉛筆でも良いのですが、生徒が書いたものを見せてもらう際に、とても見にくいです。鉛筆で書いたものは線が細く、また光に反射するので見にくいんですよね。なので「ホワイトボード&ペン」を用意してもらうのがおすすめです。
オンライン授業を1ヶ月やってみての経験から、備忘録も兼ねてまとめてみました。
新型ウイルスの影響で一気に広まったオンライン授業。今後、また災害時などなにかしらの理由で外出できない際にもまだまだ活用されることと思います。
これがあったらより良いなというものがあれば、また追記していきます。